LSVTの対象者と実施条件について
          「リハビリを“受ける”から、“やりきる”へ。」
このプログラムはホーン&ヤール重症度Ⅰ〜Ⅲのパーキンソン病の方が対象です。
症状が安定しており、リハビリに意欲があることが条件となります。
入院または通院(週4日×4週)での参加が必要です。
ご家族の協力や自主トレーニングの継続も重視されており、医師の判断のもと適応が決まります。
LSVT®BIGとは?動作改善を目指す専門リハビリ
「小さくなった動きを、再び“大きく”取り戻すために。」
LSVT®BIGは、パーキンソン病による動作の小ささや遅さに着目し、「大きく動く」ことを繰り返し訓練するリハビリプログラムです。床から天井へ手を伸ばす・大きな歩幅で歩く・姿勢の改善など、日常に直結する動きを集中して練習。個別プログラムにより、日常生活動作(ADL)の向上を目指します。
          LSVT®LOUDとは?声を取り戻す発話改善プログラム
「伝えたい気持ちを、大きな声に乗せて。」
LSVT®LOUDは、声が小さくなるパーキンソン病の方に向けた、発声・発話改善のためのリハビリです。「大きな声を出す」ことを意識しながら、会話時の声量や明瞭さを向上。90%以上の方が声の大きさに改善を感じ、70%以上が1〜2年効果が持続したと報告されています。会話の自信を取り戻す支援です。
          専門セラピストによる1対1の個別訓練
「一人ひとりに合わせた、集中×継続のプログラム。」
LSVT®BIG/LOUDは、専門資格を有するPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)が担当。週4日×4週間、計16回の個別訓練を通じて、状態に応じたオーダーメイドのリハビリを行います。加えて、毎日の課題や宿題により、効果を定着させる仕組みも整っています。
          LSVTの効果と喜びの声
      「“できる”が増えると、毎日が前向きになる。」
LSVT実施後は「換気扇のスイッチに手が届くようになった」「足がすくまなくなった」「体力がついた」などの前向きな声が多数。歩行速度の改善・姿勢やバランスの安定・日常動作の自立度アップといった具体的な成果が研究でも示されています。日々の「できる」が増える、やりがいのあるリハビリです。

                 
                 


